2008年6月19日木曜日

(突発ベジェ基礎)ビルを建てて遊ぶ その4

前回の最後、「なんかヘンだ」の回答。下図のビルをよーく見てください。
ヒトの目で景色を見ると「遠くは小さく、短く、収束して見え」ます。遠近法とまではいかなくても、その感覚を思い出してみて下さい。
図の右のビルがビミョーな感じがするのは、「上も下も同じ幅」だから。
もし、高層ビルなのに上も下も同じ幅に見えるとしたら、そのビルは扇型のビルです。

(余談ですが、見上げるタイプの彫像(大仏とか)はその辺を計算に入れて作ってあります。逆にヨーロッパの尖塔などには、今のことを計算に入れて高いところが細く貧弱に見えないように窓の形などをデザインしているものもあります。観察してみてね)

なので、ちょっと上の方を収束してるっぽい感じにします。ビルを見上げたイメージです。
(遠景で見上げた感が少ない場合の調整方法は、この記事の最後にあります。今はこれで。)

下図を見て作業してみって下さい。ほんのちょっと傾けるだけでイイですよ。







なんだか「今にも倒れそうな板」みたいな形になりました。
次は、倒れないように側面を付けます。下図を見てください。


ここで、作業画面左側に(あるはずの)ツールを使います。
先ずは、今傾けたビル面を選択。
次に、渦巻いた矢印アイコンを長押しすると、横に2つのアイコンが出てきます。
マウスボタンを押したまま、その内の「羽がバラけそうなチョウチョ」アイコンまでマウスを滑らせてクリック。(いったん手を離すと、出てきたアイコンが引っ込んでしまいます。出しっぱなしにも出来ますが、それは割愛)
この「リフレクトツール」をクリックすると、選択したオブジェクト(ビル面)の真ん中に「トゲの生えた丸いマーク」が出ます。正確には選択したときに出る四角い枠の真ん中に出る。
Shiftを押しながら、マウスカーソルでオブジェクトの「周り」を回ってみてください。
(Shift を押しながらなので、カクカクと45度ずつ回転するはずです)
これは形を対称にするツールです。
回しながらビルの形が今までと反対向きの位置に来たら、マウスボタンやShiftは押したままAltキーを押します。
白黒の矢じりが重なったようなマークが出ます。形を複製した合図です。
この矢印コンビが出たら、初めて手を離してください。
対称になった形が、ビル面の上に重なって出てくると思います。
側面の窓を今は削除してみます。(ここはお好みで)
今できたのを、選択ツールで別の場所にずらします。
選択ツールのまま、オブジェクトをダブルクリックします。
画面が白っぽくなったら「グループ編集モード」の始まりです。
前回も説明したかもしれないのですがもう一度。
このモードだと、グループになっている部品を直接変更できるのです(追加や削除も可能)
この画面になったところで、いらない窓をクリック、Deleteキーで消します。
作業が終わったら、画面の白っぽいところをクリックすれば、元に戻れます。
窓をとったら、ちょっと幅を狭めて、直方体のビルに仕立てられるようにします。
さてここで、「選択ツールで全体選択、縦に縮めて変形」とやってしまうと、マズイ結果になってしまいます。(試しにやってみて下さい)
残念な結果になるのは、下辺の角度が変わってしまうから。ここが変わると、幅を縮めるほど「ビルとして見た感じがおかしくなって」しまいます。なんでか?説明がちょとムツカシイのでまた今度(逃げ)
ビルとして描くために、上図の真ん中の説明のように作業していきます。
ビルの左辺を平行移動させたいので、先ずは赤く示したポイントを白矢印(ダイレクト選択ツール)+Shiftでクリック(2つ同時に選択できます)
選択できたら、今動かしたい辺の真ん中位をShift押しながらクリック、そのまま移動します。
ほどよいところで手を離します。
そこまでできたら、あとは側面をくっつけるだけです。


オブジェクト(ビル面)を2つとも選択。
作業画面上の横串アイコンをクリック。高さがそろいました。
そのままの状態(2つ同時に選択された状態)で、片方のオブジェクトをクリック。
作業画面右にある整列ツール(鯉のぼりみたいなアイコン)→出てきたパネルの下の方、「等間隔に分布」の「自動」の文字の右にあるチビ三角をクリックして0ptにする→「等間隔部分布」の縦に四角や棒が並んでいるアイコンをクリック。

ぴたり、と側面がくっつきましたか?
右側面のトンガリが上に出てしまう場合、これは線の太さが原因なのですが、今だけは人力で引っ込めます。白矢印(ダイレクト選択ツール)でトンガリをクリック、Shiftを押しながら下げます。

これで、完成!お疲れ様です!
うーん、簡単なつもりだったんだけど・・・どうですか?(自信なくなってきた。いや、文にすると長いだけだと信じようっと)。


さて、「遠くにあるビル」の場合、上が縮まって見えません。
(見ている位置から近い高さほど変化は小さいから)

そんな場合は下図のように変化を付けてみて下さい。




変化無しでは、直方体と言うよりも「分厚い本をちょっと開いて立てたのを背表紙側から見てる」っぽくなるので、違和感があるのです。身近な直方体(お菓子の箱とか?)と身近な本を立ててみて、見え方を比べてみて下さい。
次回は、このナンチャッテビルを、それっぽくビル街にしていきます。
・・・ただ並べるだけなんだけど・・・。ではでは。











0 件のコメント: