2011年2月20日日曜日

病院向けのポスターは視線がカギかもと思った

去年末、検診で総合病院へ行った時に思ったことをメモ。
悲しい気分で(注:検診結果は異常なしですー)壁の張り紙を見ていたんだけど、そんな気分の時に目に素直に入ってくるのは「視線がこっちに向いている」イラストが描いてあるものでした。
で、視線がこっちに向いている人物が描かれている場合は、「頼りになる、心強い」印象、また、「今現在必要な情報かもしれない」と感じました。
視線が外れている場合(例えば、視線をやや上に遠方を見ている、横向きである)は、何か「大きなテーマであるか、なにかの説明」という感じ。特に具合が悪い時に見ると「今の(しんどい)状況では後で見ようかな」なカンジです。
総じて、描かれた物が「掲示される環境」によって描いているメイン人物の視線を意識することは重要だと感じました。

また、具合の悪い患者さんが見る時に限ると思うのですが、厳しい表情の人物からは「現在の自分が期待に応えられない辛さ」、、満面の笑み(半円状で瞳が描かれていない目)の人物からは「自身とは違う世界の幸せ」を感じたことがありました。例外として、子供や赤ちゃんの笑顔はホッとするものがありました。(自分が大人だからかも。子供自身にはどう見えるのかなぁ)

・・・私も以前満面の笑みをたたえたお医者様を描いちゃったなぁ。絵で伝えたかったことがちゃんと伝わっただろうか、反省しました。←病院Webのイラスト描いたの

見る人が概ねこんな感情で見ている、という環境は限られていると思うのですが。感情の他にも、環境や時間でも目に飛び込みやすく、心に訴えるデザインのあり方があるのかもしれません。

0 件のコメント: